東京の家賃が止まらない。「借りる側」から「貸す側」に回る人が増えている理由
不動産投資 × 2026年最新データ

東京の家賃が止まらない。
「借りる側」から「貸す側」に回る人が
増えている理由

2026.04 | 読了時間 約10分

どうも、こんにちは。今日はですね、最近よく聞かれる「ワンルームマンション投資ってぶっちゃけどうなの?」っていうテーマについて、2026年の最新データを見ながら一緒に考えていきたいと思います。

で、先に言っておくとですね、僕は「ワンルーム投資やりましょう!」って煽りたいわけじゃないんですよ。ただ、今の不動産市場で何が起きてるかっていうのを冷静に見ていくと、「あ、これはちょっと知っておいた方がいいな」っていう構造的な変化が起きてるんですよね。その辺を今日はお話ししていきます。

01

東京の家賃、ちょっと異常なことになってます

まずこの数字を見てほしいんですけど、2026年3月時点で、東京23区の単身者向けマンションの平均募集家賃——

111,922円
東京23区 単身者向けマンション平均募集家賃(2026年3月)|前年比 +13.0%

しかもこれ、22カ月連続で過去最高を更新してるんですよ。

「まあ東京は高いからね」って思うじゃないですか。僕もそう思ってたんですけど、今回ちょっと違うのが、アットホームの調査によると、マンション・アパートともに全13エリア・全面積帯で前年を上回ったんですよ。調査開始以来初めてのことらしいです。大阪市で前年比9.0%、福岡市でも3.2%上がってる。

つまり、東京だけの話じゃなくなってきてるんですよね。

で、「なんでこんなに上がってるの?」っていう背景なんですけど、大きく3つあります。

① 建てるのにお金がかかりすぎる

建築物価指数が前年比5.8%増。資材も高いし人手も足りない。当然、新しく建てるマンションの家賃も高くなりますよね。

② マンション買えない人が賃貸に流れてきてる

新築分譲マンションの価格がもう普通の会社員には手が出ないレベルになっちゃってるんで、「じゃあ賃貸でいいや」っていう人が増えてるわけですよ。結果、賃貸市場の需要がさらに逼迫してる。

③ ワンルームの新規供給が規制で絞られてる

東京をはじめ主要都市では、ワンルームマンションの建設に対して規制がかかってるんですよね。つまり、借りたい人は増えてるのに、新しい部屋は増えにくい。この需給ギャップが既存物件の家賃をグイグイ押し上げてるわけです。

ここが重要なポイントなんですけど、今の家賃上昇って一時的なブームじゃないんですよ。構造的なものなんです。で、この構造って簡単には変わらないんですよね。

02

「金利上がったからもう不動産はダメでしょ?」について

はい、これめちゃくちゃ聞かれます。で、確かにね、金利は上がってるんですよ。

日銀は2025年に政策金利を0.5%、さらに0.75%へと段階的に引き上げました。投資用ローンの金利も2%を超える水準が普通になってきてます。

SNSとか見ると「金利上がった=不動産投資オワコン」みたいな声もあるんですけど、ここはちょっと冷静に考えたいんですよね。

まず、金利上昇がリスクなのは間違いないです。これは正直に言っておきます。1%金利が上がると、年間の返済額って約17〜18万円増えるんですよ。月数千円しかキャッシュフローが出てない物件だったら、それだけで赤字です。これは怖いですよね。

ただですね、ここで見落とされがちなことがあって。

金利が上がってる局面って、家賃も上がってるんですよ。東京23区の単身者向け家賃、前年比13%上がってますからね。金利上昇による返済増を、賃料の上昇がカバーしてくれる可能性があるわけです。

あと、金利上昇局面ならではのメリットもあって、ここは意外と知らない人が多いんですけど:

  • 実物資産の価値が守られる——インフレで現金の価値は目減りしますけど、不動産は実物だから相対的に価値が上がるんですよね
  • 借金の実質負担が軽くなる——これ面白い話で、インフレで貨幣価値が下がると、固定額の借金って実質的に軽くなるんですよ
  • ライバルが減る——「金利上がったからやめとこ」って人が増える分、いい物件を落ち着いて選べるっていう側面もある

だからポイントは「金利が上がったからやめる」じゃなくて、金利上昇を織り込んだ上でちゃんと成り立つ物件を選べるかどうか。ここなんですよね。

03

2026年の入居者が「これないと無理」って思ってる条件

で、投資がうまくいくかどうかって、結局「入居者に選ばれる物件かどうか」で決まるわけじゃないですか。ここが全てと言ってもいい。

で、2026年の入居者ニーズって、正直数年前とはかなり変わってきてるんですよね。

昔は「駅近・築浅・オートロック」が三大条件でした。これは今でも大事なんですけど、もはや「あって当たり前」になりつつあるんですよ。で、その上で新しい必須条件が出てきてる。

ネット回線の速度

これが一番大きいです。「ネット無料」だけじゃもう足りないんですよね。1Gbps以上の高速回線が安定して使えるか。ここが物件選びの決定打になってます。

在宅ワークは当たり前、動画も高画質、オンラインゲームも日常。回線が遅いってだけで「この物件はないな」ってなっちゃうんですよ。逆に言うと、ここを押さえてる物件は空室リスクがグッと下がる。費用対効果で考えたら最強の設備投資だと思います。

宅配ボックスの「質」

宅配ボックスがあるかないかはもう議論にすらならなくて、今問われてるのは「量と機能」なんですよ。世帯数に対して足りてるか。冷蔵・冷凍対応はあるか。ネットショッピングが生活の基盤になった今、「荷物受け取れない問題」って想像以上にストレスなんですよね。これが原因で更新時に退去する人もいるぐらいです。

10年後も使える設計になってるか

これはちょっとマニアックな視点なんですけど、大事なんですよ。配管のメンテナンスがしやすいか、スマート家電に対応できる電気容量があるかとか。要は「今いい物件」じゃなくて「10年後もいい物件」であり続けられるかどうか。こういう物件は築年数が経っても競争力を失いにくいんですよね。

04

「成功率10%」の話、ちゃんと向き合っておきましょう

ワンルーム投資について調べると「成功率10%」っていう数字が出てくるんですよ。これ、事実として受け止めるべきだと思います。嘘は言いません。

ただですね、知っておいてほしいのは、この「失敗」の多くって買う前の段階で防げるものだっていうことなんですよ。

典型的な失敗パターンを整理してみますね。

① 金利がずっと低いと思ってた

変動金利でローン組んで、金利が上がることを一切想定してなかった。1%上がっただけで計画が崩れるような「薄氷のキャッシュフロー」だと、遅かれ早かれ詰みますよね。

② 修繕積立金の値上げを知らなかった

買った時は月5,000円だった積立金が、10〜15年後に12,000円に。年間8.4万円の収支悪化。販売業者が売りやすくするために最初の積立金を低く設定してるケースって、実は少なくないんですよ。ここは要注意です。

③ 「節税になりますよ」で買っちゃった

営業トークに乗って質の低い物件を買った結果、資産価値がどんどん下がって、長期的にはキャピタルロスが節税メリットを上回っちゃったっていうパターン。これ本当に多いんですよね。

④ サブリースの罠

「空室でも家賃保証します」って言われて安心して買ったけど、数年後にサブリース賃料を大幅に下げられた。契約書の細かいところ、ちゃんと読まないとダメなんですよ。

逆に言えばですよ、これらを事前にわかってて、ちゃんと対策してれば、成功の確率って全然変わってくるんですよね。知ってるか知らないか、ここの差がめちゃくちゃ大きいんですよ。

05

じゃあ実際、2026年の収支ってどうなるの?

ここからはちょっと具体的な数字で見ていきましょう。楽観でも悲観でもない、リアルなシミュレーションです。

前提条件

  • 物件価格:2,500万円(東京23区・築浅・駅徒歩7分)
  • ローン:2,300万円(金利2.2%・35年・元利均等)
  • 月額家賃:9.5万円
  • 管理費・修繕積立金:月1.5万円
  • 賃貸管理手数料:家賃の5%(月4,750円)
  • 固定資産税等:年間8万円

月間収支

項目 金額
家賃収入 95,000円
ローン返済 ▲79,800円
管理費・積立金 ▲15,000円
管理手数料 ▲4,750円
固定資産税(月割) ▲6,700円
月間キャッシュフロー ▲11,250円

月間で約1.1万円の持ち出し。これだけ見ると「え、赤字じゃん」って思うじゃないですか。僕も最初そう思いました。

でもね、ここはもうちょっと引いた目で見てほしいんですよ。

毎月のローン返済79,800円のうち、約28,000円は元本返済に充てられてるんですね。つまり、入居者さんが家賃を払ってくれることで、自分の資産が月2.8万円ずつ積み上がっていく。ローン残高が減る=純資産が増えるっていうことです。

年間の実質的な資産増加
約 +200,000円
元本返済 約33.6万円 − 持ち出し 約13.5万円

もちろん、空室リスクとか賃料変動とか金利変動とか、考慮すべきことはあります。でも構造として見ると、他人の家賃でローンの大部分が返済されて、30〜35年後には都心に無借金の資産が残る。これがワンルーム投資の本質なんですよね。

目先のキャッシュフローだけじゃなくて、「資産形成のタイムライン」で考えられるかどうか。ここが、この投資を正しく評価できるかどうかの分かれ目になると思います。

06

2026年に選ぶなら、ここを見てください

最後に、今の市場環境を踏まえて「じゃあどういう物件を選べばいいの?」っていう基準をまとめておきますね。

  • 立地は「需要が枯れない場所」一択——人口減少時代に全エリアが上がるわけない。都心部・主要ターミナル駅の徒歩圏に絞る
  • 金利3%でも耐えられるかテストする——今の金利だけで見るのは危険。ローン金利3%前後のストレステストは必須
  • 修繕積立金の「未来」を見る——長期修繕計画を確認して、将来の値上げ幅を想定に入れて計算する
  • 管理会社の実力は数字で見る——入居率99%と95%の差は、30年で数百万円の差になる
  • 「10年後も選ばれるか」を想像する——高速回線・宅配ボックス・セキュリティ。将来の設備更新がしやすい設計か

まとめ

家賃が上がり続ける東京で、毎月の家賃を払い続ける側のままでいるのか。それとも、その流れを受け取る側に回るのか。

ワンルーム投資は一攫千金の手段じゃないです。月々のキャッシュフローは薄いし、リスクもある。そこは正直にお伝えしておきます。

でも、正しい知識を持って、適切な物件を選んで、長期的な目線で運用すれば、給与収入を補完する「もう一つの柱」として機能するんですよね。

金利が上がった今だからこそ、安易に参入する人が減って、ちゃんと勉強した人にとってはむしろチャンスかもしれない。僕はそう思ってます。

大事なのは、誰かの営業トークに乗ることじゃなくて、自分で数字を読んで、自分で判断する力を持つこと。この記事が、その第一歩になったら嬉しいです。

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※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の投資行動を推奨するものではありません。不動産投資にはリスクが伴います。投資判断はご自身の責任において行ってください。

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赤坂ファイナンシャル株式会社 代表取締役
元大手企業勤務、3,000人以上の相談実績と著書『地味な投資で2000万円』を持つお金のプロ。ファイナンシャルプランナー、クレジットカードアドバイザー®として、難しい金融の話を初心者向けにわかりやすく解説しています。
主な実績

著書:『自由に生きるための 地味な投資で2000万円』
メディア出演:テレビ朝日「グッド!モーニング」、週刊SPA!、現代ビジネス、プレジデントオンライン等 多数
講演実績:一部上場企業、経営者団体など

この記事の監修者:まさとFPの全プロフィールと実績はこちら