【衝撃】日本人のマネーリテラシーが低い“本当の理由”|江戸時代から続く「貧乏マインド」の正体と克服法をFPが解説

マネーリテラシー

「お金の話はなんだかタブー」「投資は怖いから、やっぱり貯金が一番」…あなたも、心のどこかでそう思っていませんか?

実はその感覚こそ、日本人のマネーリテラシーが世界的に見て低い水準にあることの表れかもしれません。日銀の調査でも、日本の金融知識は欧米先進国に比べて低いという残念な結果が出ています。

なぜ、勤勉で真面目な日本人が「お金」のことだけは苦手なのでしょうか?

その根源は、私たちが思うよりずっと深く、江戸時代や戦後の政策にまで遡る「歴史的な刷り込み」にありました。

この記事では、金融のプロであるFPが、日本人の“貧乏マインド”が形成された歴史的背景を紐解き、低リテラシーが招く未来のリスク、そして今日からその呪縛を断ち切るための具体的な方法まで、徹底的に解説します。

データで見る!日本の金融リテラシーの“残念な”現在地

まずは、日本人がどれくらいお金に疎いのか、客観的なデータで見ていきましょう。金融広報中央委員会(日銀)が実施している「金融リテラシー調査」の結果は衝撃的です。

国名 金融リテラシー問題の正答率
ドイツ 66%
イギリス 62%
アメリカ 57%
日本 55%

※出典:金融広報中央委員会「金融リテラシー調査(2022年)」等より作成

このように、日本は他の先進国と比べて明らかに低い水準にあります。特に資産形成に関する設問の正答率が低い傾向にあり、これは「貯蓄から投資へ」という時代の流れに乗り遅れている日本人の現状を浮き彫りにしています。

なぜ?日本人のマネーリテラシーが低い3つの歴史的理由

では、なぜこれほどまでに日本人のマネーリテラシーは低くなってしまったのでしょうか。その原因は、歴史の中に隠されています。

理由① 江戸時代の統治政策が生んだ「金儲け=悪」という価値観

すべての始まりは江戸時代に遡ります。徳川幕府は、長期安定政権を維持するため、巧みな国民コントロールを行いました。

その一つが、「国民をあえて豊かにさせすぎない」という政策です。民が富を持つと、力(武力や発言力)を持ち、幕府に反乱を起こす可能性があると考えたのです。

そこで、士農工商という身分制度を利用し、経済を動かす「商人」を一番下に置きました。そして、

  • 「金儲けは卑しいことだ」
  • 「武士は食わねど高楊枝(清貧こそ美徳)」

といったプロパガンダを広め、お金を稼ぐこと自体にネガティブなイメージを植え付けたのです。この「お金=卑しいもの」という価値観が、300年以上経った現代の私たちにも無意識に受け継がれています。

理由② 戦後復興が植え付けた「貯金こそ正義」という神話

時代は進み、第二次世界大戦後。敗戦で焦土と化した日本を復興させるため、政府は国民から資金を集める必要がありました。

そこで展開されたのが「救国貯蓄運動」です。政府は「貯蓄は国民の義務」「貯金をしない者は非国民」といったスローガンを掲げ、国民に貯金を強く推奨しました。

人々が郵便局や銀行に預けたお金は、企業への融資に回り、日本の高度経済成長の原動力となったのです。

この成功体験により、「真面目に働いて、コツコツ貯金することが一番正しい」という“貯金神話”が生まれました。親から子へ、子から孫へとこの価値観は受け継がれ、低金利が続く現代においても、なお多くの日本人が「投資は怖い、貯金が一番安全」と信じ込んでいるのです。

理由③ 決定的に欠けていた「学校での金融教育」

江戸時代、そして戦後。これらの歴史的背景に追い打ちをかけたのが、「金融教育の圧倒的な不足」です。

家庭では「お金の話ははしたない」とされ、学校ではお金の稼ぎ方、使い方、増やし方を体系的に教わる機会はほとんどありませんでした。(※2022年度から高校家庭科で金融教育が必修化されましたが、まだ始まったばかりです。)

お金に関する知識がないまま社会に出るため、私たちは金融機関の言いなりになったり、何となく勧められた保険に入ったりしてしまいがちです。正しい判断基準を持てないまま、大切なお金を失うリスクに晒されているのです。

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【警告】その価値観、もう危険!低マネーリテラシーが招く5つの悲劇

「歴史の話はわかったけど、別に今の生活に困ってないし…」そう思うかもしれません。しかし、これまでの価値観のままでは、これからの時代を生き抜くことは非常に困難です。

低マネーリテラシーを放置すると、あなたの資産は確実に失われていきます。

悲劇① インフレで貯金の価値が目減り
物価が上がり続けるインフレ時代に、金利0.001%の銀行預金に資産を置いておくと、実質的な価値はどんどん下がっていきます。
【警告】銀行預金だけの人は将来詰みます。

悲劇② 老後2000万円問題で破産
公的年金だけでは生活できないことは国の試算でも明らか。自分で資産を作るスキルがないと、悲惨な老後が待っています。
【老後破産】年金だけじゃ詰む!

悲劇③ 手数料の高い金融商品を買わされる
知識がないため、銀行や証券会社の窓口で勧められるがままに、手数料(コスト)の高い商品に契約してしまい、リターンを圧迫します。

悲劇④ 増税や社会保険料アップに対応できない
給料は上がらないのに、税金や社会保険料は上がり続ける「ステルス増税」。資産運用の知識がなければ、手取りは減る一方です。
【サラリーマン増税】

悲劇⑤ 国のお得な制度を使いこなせない
NISAやiDeCoなど、国が「自分で資産形成して」と用意してくれた税制優遇制度。知らない、分からないという理由で活用できず、大きな機会損失を生みます。
【2025年最新】iDeCoとは?

今からでも遅くない!“貧乏マインド”を克服する3つのステップ

ここまで読んで、将来に不安を感じたかもしれません。でも、ご安心ください。マネーリテラシーは今からでも十分に高めることができます。歴史的な呪縛を解き、お金に強い自分に生まれ変わるための3ステップをご紹介します。

ステップ①:マインドセットを変える(お金=ツールと捉える)

まずは「お金は汚い、卑しい」という無意識の思い込みを手放しましょう。お金は、あなたの人生を豊かにし、大切な人を守るための便利な「ツール」に過ぎません。お金の話をオープンにし、まずは身近な人と「ポイ活」や「ふるさと納税」の話から始めてみるのも良いでしょう。

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ステップ②:現状を把握する(家計の見える化)

次に、自分のお金が「いつ、どこから入ってきて、何に消えているのか」を正確に把握します。家計簿アプリを使えば簡単です。現状を数字で把握することで、初めて具体的な対策を立てることができます。

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ステップ③:行動する(少額から投資を体験する)

本を100冊読むより、1,000円でもいいので実際に投資をしてみる方が、何倍も学びがあります。新NISAのつみたて投資枠を使えば、月々1,000円からでも「お金に働いてもらう」経験ができます。この小さな一歩が、あなたの“貧乏マインド”を打ち破る大きな力になります。

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まとめ|歴史を知り、過去の価値観と決別しよう

今回は、日本人のマネーリтеラシーが低い歴史的な理由と、それを克服するための具体的な方法について解説しました。

この記事の重要ポイント

  • 低い現状:日本の金融リテラシーは、データで見て欧米より低い。
  • 歴史的理由:原因は江戸時代の「金儲け=悪」、戦後の「貯金こそ正義」という刷り込みと、金融教育の不在にある。
  • 未来のリスク:低いままでは、インフレや増税で資産を失い、老後破産に陥る危険がある。
  • 克服の3STEP:①マインドを変え、②現状を把握し、③少額から行動(投資)することが重要。

私たちに染み付いたお金へのネガティブなイメージは、国が統治しやすかったり、経済成長しやすかったりした時代の「遺物」です。その価値観は、もはや現代の私たちを豊かにするどころか、貧しくする足かせにしかなりません。

歴史を知り、過去の価値観と決別する。そして、正しい知識を身につけて行動する。

この記事が、あなたが未来の資産を守り、豊かさを手に入れるための第一歩となれば幸いです。

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