【FPが暴露】不動産投資の成否は「物件」で1割、「会社選び」で9割決まる
こんにちは!累計3000人以上の資産相談に乗ってきた、あなたの資産形成パートナー、まさとFPです。
不動産投資を始めようと決意したあなたに、私がまず最初にお伝えしたい、最も重要な事実があります。それは…
不動産投資の成功は、
「どの物件を買うか」の前に、
「誰から買うか」で、ほぼ決まってしまう。
という、不都合な真実です。
どんなに優れた物件も、パートナーとなる不動産会社選びを間違えれば、いとも簡単に「負債」へと変わります。逆に、信頼できるパートナーと組めば、ごく普通の物件でさえ「金の卵を産む鶏」になり得るのです。
しかし、不動産業界は残念ながら玉石混交。初心者をカモにしようとする悪徳業者が、今この瞬間も、巧妙なセールストークを磨いています。
この記事では、そんな彼らの手口を完全に見抜き、あなたの資産を30年間守り育ててくれる「本物のパートナー」を見つけ出すための、プロの眼をあなたに授けます。私が実際に使っている7つのチェックリスト、ぜひ保存してご活用ください。
1.【危険サイン】こんな会社は絶対に避けろ!悪徳業者を見抜く7つのチェックリスト
まず、あなたが相談に行った会社に、一つでも以下の特徴が見られたら、すぐにその場を離れるべき危険信号です。
⚠️ 悪徳業者チェックリスト
- チェック1:「メリット」しか話さない 空室、家賃下落、金利上昇…これらのリスクについて質問しても、「大丈夫です」「まずあり得ません」と話を逸らしたり、具体的に答えられない会社は100%危険です。誠実な会社ほど、リスクの話から始めます。
- チェック2:しきりに「節税」をアピールしてくる 「節税になりますよ」は、他にメリットを語れない三流業者の常套句です。不動産投資の本質はあくまで家賃収入。節税は副次的な効果に過ぎず、それを前面に押し出す会社は、あなたの資産を増やす気などありません。
- チェック3:「サブリース(家賃保証)」を万能薬のように語る 「30年家賃保証で安心です!」は絶対に信じてはいけません。ほぼ全ての契約には「数年ごとの賃料見直し条項」があり、将来的に保証賃料は引き下げられます。そのリスクを隠して「安心」だけを強調するのは、悪徳業者の典型的な手口です。
- チェック4:提示するシミュレーションが甘すぎる 30年間、家賃が1円も下がらず、空室も一切ない。そんな「おとぎ話」のようなシミュレーションを平気で出してくる会社は、あなたを騙そうとしています。家賃下落率や空室率を厳しめに設定した、現実的なシミュレーションを提示できるかを確認しましょう。
- チェック5:「今だけ」「あなただけ」で契約を急がせる 「この物件は人気ですぐなくなります」「今日決めてくれれば、特別に…」など、冷静な判断をさせないように契約を急がせるのは、後ろめたいことがある証拠です。不動産は、人生で最も高い買い物の一つ。焦らせる相手とは、決して取引してはいけません。
- チェック6:自社が売りたい物件しか紹介しない 「未公開物件」「弊社限定物件」という言葉を多用し、自社で抱えている(=なかなか売れない)物件ばかりを勧めてくる会社。あなたの利益ではなく、自社の利益しか考えていません。
- チェック7:「売った後」の話を全くしない 購入後の管理体制や、将来的な売却(出口戦略)について具体的な話が全く出てこない会社は危険です。彼らにとって、あなたとの関係は「契約書にハンコを押すまで」。売った後のことなど、何も考えていません。
2.【優良サイン】生涯付き合えるパートナーを見抜く7つのチェックリスト
では逆に、どんな会社なら信頼できるのでしょうか?私が3000人以上のお客様を見てきた中で、「この会社なら安心だ」と確信できる優良企業に共通する特徴を7つにまとめました。
✅ 優良企業チェックリスト
- チェック1:最初に「物件」ではなく「あなたの人生」の話を聞いてくれる 優良な会社は、まずあなたの家族構成、ライフプラン、お金に対する価値観などを丁寧にヒアリングします。「なぜ不動産投資をしたいのか?」という目的(WHY)を共有し、それに合った戦略を考えてくれるのが本物のプロです。
- チェック2:リスクと対策を「具体的」に提示できる 「空室が出たら、Aという対策とBという対策が考えられます。費用は〇〇円です」というように、起こりうるリスクと、それに対する具体的な対策、費用までを、契約前に明確に提示してくれます。
- チェック3:複数の金融機関と提携している 特定の銀行だけでなく、複数の金融機関と深いパイプを持っている会社は、あなたにとって最も有利な金利や融資期間を引き出せる可能性が高いです。選択肢の広さは、会社の信頼性に比例します。
- チェック4:データに基づいた客観的な提案をしてくれる 「このエリアは人気ですから」といった感覚的な話ではなく、「国勢調査のデータによると、このエリアの単身者世帯は今後10年で〇%増加する見込みです」など、客観的なデータに基づいて物件の将来性を語れる会社は信頼できます。
- チェック5:「売却(出口戦略)」までをセットで考えてくれる 購入時だけでなく、5年後、10年後にどうやって資産価値を最大化して売却するか、という「出口戦略」までを、最初の段階から一緒に考えてくれる会社は、長期的なパートナーとして非常に心強い存在です。
- チェック6:購入後のサポート体制が充実している 賃貸管理を担う部門が自社内にあり、オーナー向けの勉強会や確定申告のサポートなどを定期的に行っている会社は、売って終わりの関係を望んでいません。
- チェック7:既存顧客からの紹介や、リピート購入が多い 最高の会社である証は、既存のオーナーが自分の友人を紹介したり、2戸目、3戸目を同じ会社から購入したりしていることです。面談の際に「既存のオーナー様の声を聞かせていただけますか?」と聞いてみるのも良いでしょう。
3.【実録】FP相談室~悪徳業者から逃げ、本物のパートナーを見つけたDさんの事例~

Dさん(39歳)
まさとさん、聞いてください!先日、ある不動産会社のセミナーに行ったら、その後の個別面談で「この未公開物件は今週中に決めないとなくなります!」と強く契約を迫られました。シミュレーションも家賃がずっと変わらない前提で、少し怖くなって相談に来ました。

まさとFP
Dさん、よくぞ契約前に来てくださいました!それは、先ほどの悪徳業者チェックリストの「1, 4, 5」に明確に当てはまる、典型的な危険な会社です。契約していたら、数年後に後悔していた可能性が非常に高いです。
一度冷静になって、今度は「優良企業チェックリスト」を手に、別の会社の話も聞きに行ってみましょう。比較することで、どちらが本物か、ご自身の眼で判断できるようになりますよ。
その後、Dさんは私の紹介で、長期的な視点で提案をしてくれる誠実な会社と出会い、納得のいく物件を購入。「あの時、焦って契約しなくて本当に良かった。パートナー選びが何より大事だと実感しました」と、今では安定した大家さんライフを送られています。
4. よくある質問(Q&A)
Q1. 大手の有名な会社なら、安心ですか?
A1. 一概にそうとは言えません。大手でも、営業ノルマが厳しく、強引な営業を行う担当者は存在します。逆に、小規模でも、顧客一人ひとりと真摯に向き合う素晴らしい会社もあります。大事なのは、会社の規模や知名度ではなく、「あなたの担当者が、チェックリストの優良な点に当てはまるかどうか」です。
まとめ:最高のパートナーを見つけ、失敗する確率をゼロに近づけよう
不動産投資は、決して一人で戦うものではありません。信頼できる不動産会社という「参謀」がいて初めて、成功の確率が飛躍的に高まります。
この記事でご紹介した「悪徳業者を見抜く7つのチェックリスト」と「優良企業を見抜く7つのチェックリスト」は、あなたの資産を守るための強力な武器です。ぜひスマホに保存し、不動産会社との面談の際に、一つひとつ確認してみてください。
あなたの初めての不動産投資が、後悔のない、素晴らしい一歩となることを心から願っています。
不動産会社の提案書、プロの目で診断します
「今、話を聞いている会社が信頼できるか不安…」
「提案された物件やシミュレーションが妥当か、第三者の意見が聞きたい」
そんなあなたは、ぜひ無料の個別相談をご利用ください。私があなたのセカンドオピニオンとして、忖度なくアドバイスします。

赤坂ファイナンシャル株式会社 代表取締役
元大手企業勤務、3,000人以上の相談実績と著書『地味な投資で2000万円』を持つお金のプロ。ファイナンシャルプランナー、クレジットカードアドバイザー®として、難しい金融の話を初心者向けにわかりやすく解説しています。
主な実績
著書:『自由に生きるための 地味な投資で2000万円』
メディア出演:テレビ朝日「グッド!モーニング」、週刊SPA!、現代ビジネス、プレジデントオンライン等 多数
講演実績:一部上場企業、経営者団体など