「良い管理会社」と「ヤバい管理会社」を見抜く10の質問リスト|手数料だけで選ぶと99%後悔する理由

資産運用初心者向け

「管理手数料、業界最安値の3%!」
「サブリースで30年間、家賃を保証します!」

こんな魅力的な謳い文句を見て、「ここに任せれば安心だ」と安易に考えていませんか?もしそうなら、あなたの不動産経営は、すでに失敗への一歩を踏み出しているかもしれません。

こんにちは。3000件以上の資産相談実績を持つ、ファイナンシャルプランナーのまさとFPです。これまで私は、ずさんな管理のせいで資産価値がボロボロになった物件や、入居者トラブルで心身ともに疲弊してしまったオーナー様を数多く見てきました。その失敗の原因は、ほぼ例外なく「管理会社選びの失敗」に行き着きます。

不動産投資において、管理会社はあなたの資産を守り育てる「船長」です。手数料の安さだけで経験の浅い船長を選べば、あなたの資産という船はあっという間に沈んでしまいます。

この記事では、手数料という霧に惑わされずに「本当に優秀な船長(管理会社)」を見つけ出すための、プロが実践する「10の魔法の質問」を伝授します。この質問リスト一つで、あなたの不動産経営の成功確率は99%向上すると言っても過言ではありません。

【大前提】なぜ管理手数料だけで選ぶと“99%”後悔するのか?

結論から言うと、安すぎる管理手数料は「安かろう悪かろう」の典型だからです。「手数料が安い」ということは、人件費を削っているか、一つの物件にかける時間を減らしているかのどちらか。その結果、どうなるでしょうか?

ヤバい管理会社(手数料が安い)

入居者審査が甘く、トラブル多発

空室期間が長く、機会損失

退去後の原状回復費が高い

結果的に、オーナーの手残りは激減

良い管理会社(手数料が適正)

厳格な入居者審査で安心

独自のネットワークで早期客付け

丁寧な管理で修繕費を抑制

結果的に、オーナーの手残りは最大化

目先の数千円の手数料をケチった結果、数十万円単位の損失を被る。これが「手数料だけで選ぶと99%後悔する」本当の理由です。

【実践】管理会社の実力を丸裸にする「10の魔法の質問」

ここからが本題です。候補となる管理会社の担当者と面談する際に、このリストに沿って質問してみてください。相手の回答の「中身」と「熱量」から、その会社の実力と誠実さが透けて見えてきます。

カテゴリ1:空室を埋める力(客付け力)

質問①:「この物件を満室にするために、具体的にどのような募集活動をされますか?想定されるターゲット層は?」

【見抜くポイント】
ヤバい会社:「SUUMOやHOME’Sに載せます」という当たり前の回答しかしない。
良い会社:「近隣の〇〇大学の学生向けに、家具付きプランを提案します」「〇〇に勤める単身女性を狙い、セキュリティの高さをアピールした写真を使います」など、物件の強みを理解した具体的な戦略を語れる。


質問②:「現在の管理物件全体の入居率は何%ですか?また、平均の空室期間はどのくらいですか?」

【見抜くポイント】
ヤバい会社:「高いですよ」「すぐ決まります」と数字を曖昧にする。または、すぐに答えられない。
良い会社:「98.5%です」「繁忙期なら2週間、閑散期でも平均1ヶ月です」と、具体的な数字を根拠と共に即答できる。自社の実績に自信がある証拠です。

カテゴリ2:トラブル対応力(問題解決力)

質問③:「家賃滞納が発生した場合、どのような手順で、どのくらいの期間で解決しますか?」

【見抜くポイント】
ヤバい会社:「電話や手紙で督促します」といったマニュアル通りの回答。
良い会社:「発生後〇日以内に電話、〇日後には内容証明郵便を送付します。保証会社との連携フローも確立しており、99%は〇ヶ月以内に解決します」と、具体的なタイムラインと解決率を示せる。


質問④:「過去に対応が最も困難だった入居者トラブルと、その解決策を教えてください。」

【見抜くポイント】
ヤバい会社:「特にありませんね」と答えをはぐらかす(経験が浅いか、隠している)。
良い会社:騒音問題やゴミ出しトラブルなど、具体的な事例を挙げ、法的な知識や粘り強い交渉で解決した武勇伝を語れる。経験豊富な証です。

カテゴリ3:資産価値を守る力(維持管理力)

質問⑤:「退去時の原状回復工事は、御社指定の業者しか使えませんか?相見積もりは可能ですか?」

【見抜くポイント】
ヤバい会社:「指定業者のみです」と即答。業者と癒着し、工事費をオーナーに高く請求している可能性大。
良い会社:「もちろん相見積もりも可能です。オーナー様のコストを抑えるため、複数の業者から最適な提案をさせていただきます」と、オーナー目線で答えられる。


質問⑥:「定期巡回の頻度と、チェック項目を教えてください。巡回報告書は見せてもらえますか?」

【見抜くポイント】
ヤバい会社:「月1回です」と頻度しか答えない。報告書のサンプルを見せたがらない。
良い会社:「月2回、共用部の電球切れや清掃状況、放置自転車の有無など30項目をチェックします。こちらが実際の報告書です」と、具体的な行動と証拠を示せる。

カテゴリ4:会社の信頼性(組織力・透明性)

質問⑦:「担当者が不在の時や、夜間に緊急事態が発生した場合の連絡体制はどうなっていますか?」

【見抜くポイント】
ヤバい会社:「担当者の携帯に連絡ください」(担当者任せで組織的な対応ができない)。
良い会社:「24時間対応のコールセンターがございます。情報は全て社内で共有しておりますので、どの者でも一次対応が可能です」と、組織としてのバックアップ体制を説明できる。


質問⑧:「管理戸数と、社員一人当たりの管理戸数はどのくらいですか?」

【見抜くポイント】
ヤバい会社:一人当たりの管理戸数が100戸を超えている(一人に過度な負担がかかり、きめ細やかな対応が期待できない)。
良い会社:一人当たりの管理戸数が50〜80戸程度に抑えられており、一戸一戸にしっかり向き合える体制を整えている。


質問⑨:「解約時の違約金や、解約の縛り期間はありますか?」

【見抜くポイント】
ヤバい会社:高い違約金や長い縛り期間を設定している(サービスに自信がなく、顧客を縛り付けようとしている)。
良い会社:「3ヶ月前の予告で、違約金なしでいつでも解約可能です。我々のサービスにご満足いただけないと判断された場合は、無理に引き止めません」と、サービスに自信を持っている。


質問⑩:「オーナー向けの勉強会や、定期的な資産価値向上のための提案はありますか?」

【見抜くポイント】
ヤバい会社:言われたことしかやらない「御用聞き」の姿勢。
良い会社:「最新の税制改正セミナーを定期的に開催しています」「近隣に競合物件ができたので、無料Wi-Fiを導入して家賃を維持しませんか?」など、オーナーの利益を最大化するための能動的な提案ができる「パートナー」としての姿勢がある。

【重要】この質問リストの“本当の使い方”|完璧な答えを求めない

さて、10の質問をご覧になって、「こんなに全て完璧に答えられる会社なんて、本当にあるのだろうか?」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。その感覚は、非常に正しいです。

この質問リストの真の目的は、100点満点の会社を見つけることではありません。それぞれの質問に対する回答から、その会社の「強み」「弱み」、そして「経営姿勢」を浮き彫りにするための“リトマス試験紙”なのです。

例えば、地域に根ざした小さな管理会社は、24時間コールセンターのような組織力では大手に敵わないかもしれません。しかし、その代わりに社長自らが全物件を把握し、オーナー一人ひとりの事情に合わせた柔軟な対応ができるという、大手にはない強みを持っていることが多々あります。

大切なのは、合計点数で判断するのではなく、あなたが管理会社に何を最も重視するかという軸を持つことです。

  • とにかく空室期間を短くする「客付け力」を最優先したいのか?
  • 担当者と密に連携できる「コミュニケーション」を重視するのか?
  • 自分は手間をかけず、すべてを任せられる「組織力」を求めるのか?

この質問リストは、完璧な答えを引き出すための“尋問リスト”ではなく、あなたと管理会社との対話を深めるための“きっかけ”としてご活用ください。誠実な会社ほど、できないことは正直に伝え、代替案を提示してくれるはずです。その「誠実さ」こそが、良いパートナーを見極める上で最も重要な指標かもしれません。

まとめ:最高のパートナーは、あなたの“未来”を語ってくれる

良い管理会社とヤバい管理会社を分ける決定的な違い。それは、あなたの物件の「未来」を、自分のことのように真剣に考え、語れるかどうかです。

目先の空室を埋めるだけでなく、5年後、10年後もその物件がエリアで選ばれ続けるために、今何をすべきかを提案してくれる。そんなパートナーを見つけ出すために、今回ご紹介した「10の魔法の質問」は、非常に強力な羅針盤となるはずです。

手数料という目先の数字に惑わされず、あなたの資産の未来を託すにふさわしい、最高の船長を見つけ出してください。

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