【2025年最新】金利上昇でローン破綻する人、しない人。あなたの返済額はいくら増えるのか?【FPが試算】

不動産投資

2024年の日銀によるマイナス金利解除以降、「金利上昇」のニュースを目にするたびに、こんな不安を感じていませんか?

「自分が組んでいる(これから組む)不動産投資ローンは大丈夫だろうか?」
「最悪、ローン破綻なんてことになったら…」

こんにちは、3000人以上の資産相談に乗ってきたFPのまさとです。金利が上昇していく局面で、残念ながらローン破綻に向かう人と、逆にそれをチャンスに変えて資産を増やす人がいます。その**決定的な“分水嶺”**は、どこにあるのでしょうか?

この記事を読めば、金利上昇のリアルな影響と、あなたの資産を守り抜くための具体的な3つの防衛策がすべて分かります。

第1章:【2025年最新】日本の金利は、これから本当に上がるのか?

まず、私の見解を結論からお話しします。

急激なハイパー金利上昇は考えにくい。
しかし、歴史的な低金利時代は終わり、今後数年で0.5%〜1.5%程度の緩やかな上昇は覚悟すべきです。

これまで日本が異常な低金利を続けていたのは、景気を刺激するためでした。しかし、物価の上昇(インフレ)が定着しつつある今、日銀はその役目を終え、金利を正常な状態に戻そうとしています。これが「マイナス金利解除」の背景です。

あなたが借りる「変動金利」は、この日銀の政策や市場の金利に連動して上下します。つまり、「金利は上がるもの」という前提で、すべての計画を立てる必要があるのです。

第2章:【衝撃シミュレーション】金利が上がると、あなたの返済額はいくら増えるのか?

では、実際に金利が上昇すると、月々の返済額はいくら増えるのでしょうか?ローン残高別に試算した、こちらの表をご覧ください。

ローン残高 金利が+0.5%上昇 金利が+1.0%上昇 金利が+2.0%上昇
2,000万円 +4,600円
(年 +5.5万円)
+9,300円
(年 +11.1万円)
+19,100円
(年 +22.9万円)
2,500万円 +5,800円
(年 +6.9万円)
+11,700円
(年 +14.0万円)
+23,900円
(年 +28.6万円)
3,000万円 +6,900円
(年 +8.2万円)
+14,000円
(年 +16.8万円)
+28,700円
(年 +34.4万円)

※残存期間30年、元利均等返済の場合の概算

【FPが警告】「5年・125%ルール」という隠れた罠

「変動金利でも、5年間は返済額が変わらないんでしょ?」…そう考えるのは危険です。多くの変動金利ローンには、急激な負担増を避けるために「返済額は5年間固定(5年ルール)」で「上がっても1.25倍まで(125%ルール)」という決まりがあります。

しかし、これは単なる”痛み止め”に過ぎません。水面下では金利が上がっているため、返済額に占める利息の割合だけが増え、元金が全く減らない状態に陥ります。最悪の場合、毎月の返済額では利息すら払い切れず、払いきれなかった利息(未払い利息)が積み重なり、ローン残高が膨らんでいくという恐怖の事態も起こり得るのです。

第3章:ローン破綻する人、しない人。その決定的な“分水嶺”とは?

金利上昇局面で破綻リスクに直面する人と、それを乗り切れる人の差は、物件購入前の「準備」と「計画性」にあります。

破綻リスクが高い人

家賃収入と返済額がトントン(キャッシュフローがほぼゼロ)。金利上昇や急な修繕に対応できる貯金がない。「いつか売ればいい」と出口戦略を考えていない。

乗り切れる人

金利が2%上がっても、家賃収入で十分にカバーできるキャッシュフローがある。購入時に金利上昇をシミュレーション済みで、いつでも繰り上げ返済できる資金的余裕がある。

第4章:【今すぐできる3つの対策】金利上昇時代を乗り切るための防衛術

では、具体的にどうすれば金利上昇リスクに備えられるのか。3つの具体的な対策をご紹介します。

対策1:現状把握「あなたの“耐久力”を知る」

まずはご自身のローン契約書で「現在の金利」「金利の見直し時期」を確認しましょう。そして、上記のシミュレーション表を元に、ご自身のキャッシュフローが金利何%の上昇まで耐えられるのか(損益分岐点)を計算することが、すべての第一歩です。

対策2:最強の防御「繰り上げ返済」

手元に余裕資金があるなら、金利が本格的に上がる前に「期間短縮型」の繰り上げ返済を検討しましょう。利息は元本に対してかかるため、元本そのものを減らすことが、金利上昇に対する最もシンプルかつ強力な対策になります。

対策3:最終手段「借り換え」

金利の低い他の金融機関へ借り換える、あるいは固定金利へ切り替える、という選択肢です。ただし、借り換えには手数料がかかり、固定金利は変動金利より高めに設定されているため、慎重な判断が必要です。借り換えを検討するなら、複数の金融機関のローン審査のポイントを比較検討することが重要です。

まとめ:金利上昇は“災害”。備えある者に憂いなし

金利上昇は、台風や地震のような、避けることのできない「環境変化(災害)」です。重要なのは、パニックにならず、事前に正しい知識で備え、コントロールできる準備をしておくことです。

そして、不動産投資における最大の“備え”とは、そもそも金利が多少上昇しても、びくともしないような安定したキャッシュフローを生み出す「優良物件」を保有することに他なりません。

より詳しい対策は、全ての投資の基礎となる【初心者向け不動産投資の始め方 完全ガイド】でも解説しています。

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