日本人の平均貯蓄額データ(2018年)


日本人の平均貯蓄額について

最近では金融庁が、2000万円老後の生活費が不足すると言う報告書を出したり、年金財政が破綻するといったネガティブな報告が相次いでいます。

それに加えて日本経済は平成に入ってからほとんど成長していません。

長期のデフレにより、企業の設備投資もほとんど行われず国民も消費や投資を避けて貯金をするため、経済が回転していないことが原因です。

国内総生産を表すGDPは、平成以降ほぼ横ばいです。GDPは国民の所得を表す重要な経済指標です。GDPが全く成長してないと言う事は、国民所得が全く増えていないと言う事でもあります。

企業が設備投資をしたくても、消費者側に消費意欲が全くないため、設備投資する雰囲気がないのです。すると企業は儲かりません。給料も増えないのです。

そういう悪循環が日本で継続して起きている状況です。

デフレ下では物の値段も安くなりますが、賃金もそれ以上に減るため実質貧しくなっているというのが今の日本人です。

それに加えて消費税の増税や、社会保険料負担の増が追い打ちをかけています。

日本の貯蓄率は世界一

これだけ景気が悪く先行きが不安だと、皆お金を使うと言うよりも貯金に回すのは当然です。

しかし貯金がたくさんあれば良いですが、デフレの影響で日本経済の低迷し国民は貧しくなっているため、貯蓄さえもどんどん出ている現状があります。

日本人の年代別の貯蓄率についてデータを見てみたいと思います。

下記は金融庁がインターネットにあるアンケート調査を行った結果です。

現在保有している金融資産に丸をつけてください(複数回答可)と言う質問です。

※データ参照

圧倒的に預貯金が多いことがわかります。

あらためて日本人がいかに貯金好きかが分かります。

続いて多いのが貯蓄型保険ですが、こちらも元本保証性が非常に強くリスクはほとんどありません。

外貨建ての積み立て等は為替リスクはあるものの、元本保証水が非常に強いことに変わりありません。

日本人は徹底的にリスクを嫌うということがわかります。

日本人の年代別の平均貯蓄額

では次に年代別の平均貯蓄額を見てみます。

※データ参照

こちらは2人以上世帯についてのデータを収集しています。右側に平均値と中央値がそれぞれ書いてあります。

年代が上がるにつれて貯蓄額は増える傾向にありました。問題は中央値です。

平均値はどうしても上に引っ張られる傾向があります。日本ではまだそれほど貧富の格差が世界から見れば広がっていない状態ですが、それでも上位1%でかなりの金融資産を保持しているはずです。

より多くの現実を表しているのは中央値を見た方が良いでしょう。

かなり少ないことがわかると思います。

実際私が数多くのFP相談を受ける中でも体感は中央値の方です。

20代に至っては金融資産を保有していない世帯が半分います。

収入が高いサラリーマンや公務員等は比較的貯蓄額も多いでしょうが、派遣労働者や契約社員なども多く実際は金融資産を半分の人が持っていないと言う事は十分に考えられます。

かなり厳しい現実ですね。

日本は今の状態よりもますます経済状態は悪くなってことがほぼ確定しています。

税金などの国民負担は増え、医療介護など社会保障費は削られる可能性が高いからです。

もはやちょっと増えるような積み立て投資等をやっても長期的な資金を十分に確保することが難しい世の中になっていると感じています。

そもそも元手がなければ投資ができないからです。

元手がなくてもできるのは積み立て投資なのですが、ちょっとした積み立て投資を始めたところで老後の問題は解決不能なほどに大きな問題になっていると思います。

こうなってくると本当に解決するためには副業をして収入を増やしていくしかないのでは?と感じてしまいました。

より早く資産運用を始める、情報収集する、本当にこれしか自分の意思ではないと思います。

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