お金がない人でも貯金を増やす3つのコツ

お金がない人でも貯金を増やす3つのコツ

今回は、収入を綺麗に毎月使い果たしてしまい、なかなか貯金出来ない人が上手に貯蓄を増やしていく3つのコツについてお伝えします。

お金がない人でもちょっとした行動や工夫で貯金はできます。

貯金のやり方のコツが分かれば、案外楽に貯金する事ができますので、ぜひ取り入れていてください。

コツ①お金がない人が貯金する大切なコツ


まず一番大切なコツからお伝えします。

貯金するという事は、毎月収入よりも支出の方が少なくならなければなりません。支出をコントロールしやすい環境を整える事はとても大事です。

今回はお金がない人がどのように貯金するかのコツについてのお話ですので、具体的な方法については後述していきますが、まずお金を貯める最重要なコツは、はじめに貯蓄したい金額を差し引いてから残った部分を支出に回すという考え方です。

【お金を貯めるコツ1】

収入ー貯蓄=支出

残った金額を貯金に回すのではなく、貯金額を差し引いて残った金額を支出に回すという考え方

お金があってもなくても、毎月給料から残った金額を貯金しようとしても大抵の人は殆ど残りません。貯金出来ない人の共通点は、

収入ー支出=貯蓄という考え方の人です。

まずは、金額は少なくても良いので初めに貯金したい金額分は天引きするという意識を持っておいて下さい。

王道の方法は、生命保険の積立商品です。
銀行預金でも良いですが、金利が低いためお勧めできません。保険による積立でも大きくは増えませんが銀行よりはマシでしょう。

また少額から積み立てることも可能です。3000円位から積立可能な商品もあります。

金融商品は沢山ありますが、保険は銀行のペイオフ制度と同じように、保険会社が破綻したとしても積立金を一定割合(※多くは積立金の90%程度)保障する法律がありますので、安全です。

リスクをとって運用したい場合は、別の選択肢がありますが、今回は「お金がない人が貯金するコツ」ですので安全確実に少ない金額を貯金するという前提でお話しします。

生命保険の積立については、保険の積立利率をあげる方法などをご覧下さい。詳しく解説しています。

貯金か保険積立か迷った時の判断基準


貯金も、保険での積立も安全性を最重視した貯蓄の方法です。

保険の方が、金利が高く増やそうと思えば保険ですが、銀行預金も保険も元本が保障されている分大きく増やす事はできません。(外貨建ての為替リスクについてはひとまず置いておきます)

保険か銀行か迷い方もいらっしゃると思いますので、選ぶコツをお伝えします。

銀行と保険の違いは、資金の流動性、つまり引き出すタイミングの自由度です。

普通預金の場合ですと、いつでもATMで引き出す事が可能です。定期預金では中途解約で金利が下がりますが普通預金では特にペナルティはありません。そもそも金利がゼロですから、金利がついて増えることもないのですが。

ただ、普通預金の場合ですといつでも必要な時に引き出せるという安心感はあります。

一方で、保険会社の積立商品はどうなっているかというと、実はいつでも引き出す事は可能です。契約者貸付制度といいますが、積立金の大部分(保険会社によって割合が変わりますが90%が一般的)は書類一通提出すればいつでも契約者の口座に振り込まれます。

注意点として、しばらくの期間(最低でも5年以上)は支払い総額よりも積み立てられている金額がかなり低いですので、実際に引き出せる金額が少ないという点です。

普通預金の場合、毎月1万円なら1年後には12万円になりますが、保険の場合ですと1年後に12万円支払っていたとしても、殆ど引き出せる金額はありません。

解約返戻率といいますが、支払い総額に対してどの程度の積立金があるかのレートを意味します。

普通は、支払いが全て終わったと同時に返戻率が100%となります。それ以降は、支払いは無くなりますが、運用され続けますので返戻率は元本を越えていきます。

つまり、保険での積立は短期資金としては向いていないと言うことです。

どの程度の金額を毎月保険料として支払うかによっても変わりますが、5年以内に支払う予定がある資金であれば、銀行預金の方が良いです。

5年以上は使わない資金であれば、保険の積立で問題ないでしょう。

短期資金は銀行預金、中長期資金は保険積立、と言う基準で検討すると良いです。

コツ②固定費の見直しをする


お金がない、あるいはそこそこの給料はあるが趣味などに使い切ってしまう人が少しでも貯金をするコツの2つ目は、固定費を見直すことです。

支出は固定費と変動費の2つに大きく分けることが出来ます。

変動費とは、毎月、支出額が変わるものです。

変動費

・食費
・生活費
・交際費
・交通費
・レジャー費
・被服費
・ガソリン代etc…

それに対して固定費は、毎月一定金額で出て行く費用となります。

固定費

・光熱費
・通信費(携帯料金など)
・家賃(住宅ローン含む)
・保険料
・奨学金の返済
・車のローン
・習い事の費用
・駐車場代etc…

変動費と固定費では同じ支出でも、特性が違います。

変動費は、基本自らお金を出しますが、固定費は引き落としやクレジットカード払いがほとんどです。

つまり、変動費はいくら使ったかを意識しやすいですが、固定費は毎月一定金額が引き落とされるだけですので、意識しにくい面があります。

また節約するとなると、多くに人は変動費をコントロールしようと考えます。しかし変動費は支出を抑えるには精神的な我慢が必要です。

それに引き換え、固定費は一度節約出来てしまえば効果は半永久的に続きますし、何よりも精神的ストレスがほとんどありません。世の中には同じようなサービスで価格が安い場合もしばしばあります。

支出を抑えるためには、とにかく固定費を見直すことから始めることが王道です。

例えば、最近ではスマートフォンの料金などは格安SIMに切り替えるだけで毎月の通信料が数千円下がる場合もあります。

住宅ローンを組んでいれば、ローンの借り換えでローンの返済額が1万円下がったりするケースもあります。

また保険料なども見直すことで中身は手厚くなおかつ保険料が安くなる場合もあります。

毎月5,000円の固定費の見直しは、年間で6万円の貯金につながります。10年で60万円、30年で180万円になり、それを元本保証の保険積立などに回し250万円になれば、車一台買える金額を生み出すことも可能なのです。

お伝えしたい事は、目先の金額が小さくとも長期的に見れば大金になると言う事です。

塵も積もれば山となるです。

投資でも、貯金でも大事な視点は長期思考です。変動費も同じ考え方ですが、特に固定費は長期思考で細かい作業を積み重ねると将来とても大きな差につながるのです。

毎月五千円の節約が、将来車一台分の差を生む可能性があるのですから。

住宅ローンの選び方を基礎から学ぶ

もご参考下さい。

コツ③家計簿をつける


コツ③は、家計簿をつけることです。

楽に貯金するためには、必ず家計簿が必要です。

家計簿は本当に効果的ですので、ぜひ取り組んで頂きたいものです。

お金がない人が貯金するコツのなかでも、もっとも効果的だと考えています。

メリットは、

家計簿をつけるメリット
自分のお金に対する価値観が分かり、楽に支出をコントロール出来るようになる

目的は、あくまでも自分のお金に対する価値観を知ることです。

ですから、家計簿をつけると言ってもずっとつけ続ける必要はありません。勿論付け続けることができればより効果的です。

しかし、中にはなかなか続かないと言う人もいるでしょうから、そんな人は3ヶ月だけやってみてください。

最近は、スマホひとつあれば支出の分析などが簡単に出来るアプリなども沢山あります。中にはレシートを撮影するだけで入力不要なアプリなどもあります。そのようなツールも活用すればより楽しく記録しておくことができるでしょう。

家計簿アプリについては、下記の記事におすすめランキングをまとめてありますので、ご参考下さい。

家計簿おすすめアプリランキング

お金の価値観を知れば楽に貯金できる


何事も、現状分析がとても大切です。

目標を立てる人は多いのですが、現状分析をしない人は意外と多いものです。しかし、現状分析なしに目標だけ立ててもなかなかゴールに近づく事は出来ません。

例えば、地図を見た所で現在地が分からなければ目的地までの道のりも分かりませんよね?

それと同じとこなのです。現在地と目標両方はっきり分かることで初めて、やり方や戦略などが見えて来るのです。

家計簿をつけることで、自分が何にいくらお金を使っているのかが明確になります。具体的な金額ベースで把握することが出来ます。

つまりお金の優先順位をつけるのです。理想は優先順位の高いものから順に支出金額が少なくなることです。

現実はなかなか難しいですが、自分が一番大切にしているものに多く使うべきです。一方で優先順位が低いものにはあまりお金を使うべきではありません。

家計簿をつけることでそのような優先順位と実際の支出金額を照らし合わせる事ができます。

自分の中でお金の優先順位が低いものは、精神的に節約しやすいはずです。そのような節約は長続きしますし、ストレスも少なくて済みます。

闇雲に節約しようとすれば、自分の好きなことや、優先順位が高いものから削ってしまうかもしれません。それはとてももったいないことです。

楽に貯金するコツとして大事な理由がお分かりいただけたでしょうか?

普段使っているお金を改めて考える事はあまりありません。一度支出の内訳を把握してみると新たな発見に繋がるかもしれもしれません。

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