投資1年目に必ず読むべき本3選

①『ウォール街のランダム・ウォーカー』 – バートン・マルキール

「投資って、結局プロに任せたほうがいいの?」そんな疑問を持つ人にこそ読んでほしい一冊。

バートン・マルキールは、この本で「市場はランダムに動く」という衝撃の事実を明らかにしています。

つまり、短期的な値動きを予測することはプロでも難しく、多くの投資手法が市場に勝てないことを示しています。

そのうえで、個人投資家が堅実に資産を増やす方法として「インデックス投資」の有効性を説いています。

具体的なデータやユーモアあふれるエピソードを交えながら、難しい金融の話をわかりやすく解説。

投資初心者でも無理なく読める構成になっているので、「投資を始めたいけど何から手をつければいいかわからない…」という人にピッタリです。



②『敗者のゲーム』 – チャールズ・エリス

「投資で勝とうとするな、負けないことが大切だ。」

この言葉がこの本の核心です。

チャールズ・エリスは、投資の世界をテニスに例えています。

プロの試合では華麗なショットで決着がつきますが、アマチュアの試合ではミスをしない方が勝つ。

投資も同じで、派手な銘柄選びや短期売買ではなく、ミスを減らし、長期的に安定した運用をすることが成功への近道だと説いています。

本書では、個人投資家が市場に勝とうとするのではなく、市場の成長に乗ることで資産を増やす「インデックス投資」の重要性を繰り返し強調。

過去のデータを基に、なぜ長期投資が有利なのかを論理的に解説してくれるので、「投資で成功したいけど、リスクは最小限にしたい」という人に最適です。



③『父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え』 – ウィリアム・バーンスタイン

「もし娘に、人生を自由に生きるための“お金の知恵”を伝えるなら?」

そんな視点から書かれた、投資初心者に最適な一冊です。

複雑な投資理論ではなく、「なぜお金の知識が人生の自由につながるのか」をシンプルかつ明快に解説しています。

たとえば、「若いうちに投資を始めることがいかに重要か」「市場の短期的な動きに惑わされず、長期的な視点を持つべき理由」「手数料や税金が資産形成に与える影響」など、知っておくべき30の基本原則を、娘への手紙のような優しい語り口で紹介。

「投資ってなんだか難しそう…」と思っている人も、親から人生の知恵を聞くように、すんなりと理解できる内容です。

お金の不安を減らし、経済的な自由を手に入れるヒントがあります。

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February 2025