リスクを避ける人、リスクを最小限に抑える人(成功者の思考)

リスクを避ける人、リスクを最小限に抑える人(成功者の思考)

リスクを避ける人、リスクを恐れる人

資産運用に限らず、仕事でもプライベートでも人は多くの選択を積み重ねて生きている訳ですが、その考え方は人それぞれです。


今回は資産運用や仕事で上手くいっている人となかなか結果が出ない人でどの様に思考の違いがあるのかについて自分なりに分析した結果を共有したいと思います。

上手くいかない人の思考を上げてみます。

  • 投資という言葉を聞いて情報を聞かない人
  • 資産運用などにおいて自分は騙されないと思っている人
  • 何かを始める際に100% の確信を持つまでスタート出来ない人
  • 全てを自分でコントロールしたい人


上手くいっている人でこの様な考え方や性質の人は殆どいません。
中にはいるかもしれませんが、私の経験の中ではほぼいません。


資産運用でも仕事でも上手くいっている人のリスクに対する考え方は明らかに違うと考えています。


人間は本能的に、リスクを避けたがるものです。

つまりリスクゼロを求めます。

しかしリスクを避けようとしてしまうと、殆どの人が行動自体できなくなってしまいます。

行動しなければリスクは避けられるからです。
むしろリスクを避けるには行動をしないという選択肢しか残らないです。

新しいことをはじめれば、多かれ少なかれ必ずリスクが存在します。
リスクだけを見て動けなくなってしまうパターンです。

人間は言い訳の天才

「今じゃない」

「資金がない」

「時間がない」

「まだ準備ができていない」

などやらない理由をあげれば幾らでも思い付くものです。

上手くいっている人は、リスクを避けようなどとは思いません。
不可能だからです。

あなたは5年前あるいは10年前に、今の日本の状況や自分の状況を正確に予測できていたでしょうか?

まず出来ないはずです。

未来を正確に当てることの出来る人はいないはずですから。

資産運用も、仕事もそうですが、新しく始める際に将来どうなるかという未確定要素が必ずあります。

その未確定要素を多くの場合リスクと言いますが、将来どうなるかなど誰にも分からないことを起きない様にするというのが、リスクを避ける人たちが無意識に考えている思考です。

頭の良い人ほどスピードは早い

上手くいく人は、リスクが起こる前提で考えます。

だから異常にスピードが早いです。

つまり資産運用を始めたとして、リスクを最小限に抑えたり、イレギュラーな事態が起きた時にどうするべきかという思考を持っています。

リスクを避けたい人

リスクを最小限にしたい人

では根本的にスタンスが違います。

リスクを避けたい人は、自称エリートサラリーマンに多い傾向がりあります。

大きな会社という頑丈な船に守られている分リスクに異常に弱い傾向があります。

そういう人は多くの場合、リスクとメリットや効果を冷静に天秤にかけて合理的に判断することができなくなります。

失敗を極度に恐れてしまいます。

上手くいっている人ほど、謙虚さを持っています。

つまり予定通りにはいかないパターンを真剣に考えます。

自分が頭が良いと思っている人ほど、自分は上手くやれると思っていますし、失敗を恐れます。

失敗するのは当たり前だという思考は無鉄砲とは違う

何かの利益を得ようとする際に絶対に失敗しない方法などないので結果、行動自体をやめるという結論になります。

「何かの資格を取得してから起業しよう」

「お金を貯めてから起業しよう」

「自分でしばらく勉強してから資産運用を始めよう」

という思考が当てはまります。

殆どの人が一生準備だけで終わります。

5年後に会って「起業した?」と聞くと「今準備中」という人は多いです笑

ユニクロ(ファーストリテイリング)の柳井正社長の本があります。
一勝九敗
という本です。

資産運用ではなく、会社経営の話ですが、原理原則の話ですので参考になる部分があります。

一勝九敗とは、10回チャレンジして成功は1回という事です。
ファーストリテイリングほどの大企業をゼロから作り上げるほどの日本のトップ経営者でさえ、9割失敗すると考えています。

つまり失敗するのが当たり前なのです。

これは上手くいく人と行かない人の決定的な思考の違いです。

新しい事を始める際に、始めから上手く行かせようなどと考えるからこそ、行動が出来ないのです。

ある意味自分の能力を冷静に分析出来ていないという事です。

例えば金融の勉強を数ヶ月した人が、10年間金融の現場で実務経験をつみ毎日情報収集し勉強し続けている人間よりも良い資産運用方法を思いついたり情報を得たりする事ができる筈がないのです。

重要なのは、リスクを避けるという不可能な事を考えるのではなく、自分にとって致命的なリスクは何かを知り、対処法を事前に準備しておくことです。

リスクを避けるのではなく、リスクが起きた時に被害を最小限にする準備をするという事です。

でなければ、会社経営で9敗すれば普通会社は倒産します。

柳井社長は、失敗しても致命的なダメージを受けないように準備したり損切りが早いという事です。

リスクを避けようとする思考は長期的には致命的なリスクになり得ます。お金は短期間では増えないからです。

リスクが起きても致命的にはならない、なるべく被害を最小限にする方法を学ぶべきなのです。

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