今までの日本人の一般的なライフプランとは

今までの日本人の一般的なライフプランとは

これまでの日本人の一般的なライフプラン
は大きく変わろうとしています。

厚生労働省は、
「生涯現役」「高齢者雇用促進」など
明らかに定年を無くす方向で動いています。

 

厚生労働省のウェブサイトを
チェックしてみて下さい。

「生涯現役」「高齢者雇用促進」について
厚生労働省HP

国は政策を進める際、
徐々に進めていきます。

いきなり大きな変化が起きないように、
徐々に変えていきます。

例えば、消費税などはその代表格です。

 

2015年と2017年に2回消費税10%への増税を
延期しています。

 

2回延期していますから、
実際に増税されても国民感情的には、
「いよいよ10%になった」

と言うだけで、反発も抑えることができます。

 

つまり、
徐々に進めることで、
世論をコントロールしているのです。

初めから延期する予定で、
発表しているとしか思えません。

 

今の、「生涯現役」「働き方改革」「高齢者雇用促進」
などはまさに消費税と同じ経過をたどるでしょう。

 

初めは3%からスタートしましたが、
10%まで増税されています。

定年は60歳から65歳に引き上げられました。

今では当たり前ですが、
今後は70歳、75歳と伸びていってもなんら不思議はないのです。

 

事実、生涯現役と言うことは、
死ぬまで定年がないと言うことですから。

 

今までの日本人の一般的なライフプランは、
20代で結婚し、子育てをして、50代で子供が社会人になり、
そこから夫婦2人で老後の貯蓄を始めます。

定年までの10年間ほどで貯めた、2,3000万円と退職金が老後の資金です。

マイホームを購入するのは40代が一番多く、
65歳の時点でローンの残債を退職金で一括返済して、
残りの退職金で引退旅行に行く。

 

実際退職金は、住宅ローンの一括返済と、
引退旅行でほとんど残りません。

子供が社会人になった後10年間くらいで
貯めた貯金が実際の老後の資金です。

 

あとは悠々自適に年金生活を送る。

 

これが、今までの日本人に多いライフプランです。

 

これから大きく変わろうとしているのは、
老後の資金問題です。

 

年金で悠々自適に生活できないからです。

年金がないと言うことが、
どれほどライフプランに影響するのかは、
こちらの記事をチェックして下さい。
老後資金は貯金では解決できない!

 

かりにこれまで通りのライフスマイルを送れば、

老後の資金が足りず死ぬまで働き続けるしか無くなる

という事ですから、日本人のライフスタイルに大きな変化が訪れるでしょう。

 

自分は大手企業だから大丈夫と思っている方がたまにいるのですが、ちょっと計算すれば大丈夫なはずが無い事は分かります。

 

夫婦2人で年金収入が150万円/年間。

老後に最低必要な生活費が年間約270万円(経済産業省調査結果)として、毎年120万円貯蓄を取り崩さざるを得ません。

30年で3600万円が最低必要な生活費としてなくなります。

 

少なくとも3600万円の貯金がなければ、
まともな生活すらできないのが現状です。

 

非常にシビアな時代になってしまいますね。。。

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