そもそもクレジットカードの仕組みとは

2017年11月18日

多すぎて選べないクレジットカード

 

日本人のカード保有率は約87%(2014年)です。

成人一人当たり平均で、3.3枚のカードを持っています。

日本では多くの人がクレジットカードを所持しています。

そもそもクレジットカードの仕組みが良く分からないという方は多いと思います。

「どこでクレジットカードを作りましたか?」

というアンケート調査結果があります。

 

1位:店頭や百貨店で案内されて

2位:銀行からの案内で

3位:インターネットの広告で

という回答が多かく、自ら調べて作る人はあまりいない事が分かります。

 

また

 

「クレジットカードを作った理由は?」という質問の回答では、

1位:ポイントが還元されるから

2位:よく行くお店で特典を受けられるから

3位:社会人になったから

という回答でした。
(楽天リサーチより引用)

殆どの方が、お店や、百貨店で案内されてあるいは広告を見て、「ポイントが貯まってお得そうだから」という理由でクレジットカードを作っていると思います。

 

しかし実際に上手に活用できている人はどの位いるでしょうか

ごく一部のカードマニアな人たちを除いて殆どの人はクレジットカードを上手く活用出来ていません。

むしろ、現金主義という人も多いです。

しかし、現金主義の人は明確な理由がある訳では無く、何となく不安、使い過ぎてしまいそう、というようなイメージがあるに過ぎない方も多い様です。

 

日本に現金主義が多い理由

 

日本でなぜ現金主義が多いのか?

・現金を持ち歩いていても盗まれない治安の良さ

・リボ払いなど一部のネガティブな印象が広まっている

・使いすぎてしまうのではないかという不安がある

・いくら使ったか分からなくなる

などがあげられます。

 

しかし一般的に考えられているクレジットカード決済のデメリットは、殆どが正しい知識を持っていれば殆どが解消する事が出来ます。

よく分からないから不安になるのです。

クレジットカード払いをするということは、簡単に言うと「ツケ」にあたります。

ツケの由来は、その場で支払いをせずお店側の帳簿にツケておくという意味です。

いわゆる「後払い」です。

「後払い」の仕組みを消費者が使いやすい様に作った仕組みがクレジットカードです。

 

「後払い」なので、確実に支払い能力のある人でないと困ります。

クレジットカードを発行したものの、ツケを払わない人が出てくると、代わりに支払うのはクレジットカード会社になります。

だからこそクレジットカード発行には審査があります。

きちんと支払いをしてくれるかどうかや、そもそも支払い能力があるのかどうかをチェックします。

限度額も人それぞれ違います。

当然、お金持ちほど限度額も大きくなります。

またコツコツと使用実績を積んでいる人は、クレジットカード会社からの信用が高まり、限度額を増やしてくれる場合もあります。

そのような理由で、クレジットカード発行会社が認めた人のみその場で支払わなくてもサービスや商品を購入できる権利を持つことが出来るという訳です。

クレジットカードを持てると言う事は社会的信用がある人だという事です。

 

さらに詳しく

 

下の図は、クレジットカードを使用した際のキャッシュフローを示したものです。

image

1、クレジットカードユーザーは商品購入時にサイ ンをするだけです。

実際に現金を支払う必要はありません。

2、支払いはクレジットカードを発行している会社が手数料を抜いてお店に支払います(カード会社が一時的に立て替えます)

3、クレジットカード発行会社は、ユーザーに翌々月に請求します。

回りくどいですね。

しかし、クレジットカードは、ビジネスモデルとしてもとても良くできています。

ユーザー、店舗、クレジットカード会社それぞれにメリットがあります。

クレジットカード決済時に付与されるポイントは、1ポイント=1円で使えることが多いですが、そのお金は誰が出しているのでしょう。

上の図で3%〜7%の手数料と書かれています。

この手数料は、店舗がクレジットカードのシステムを導入する代わりにカード会社に支払う手数料の事です。

ポイントは、この手数料の一部をユーザーにポイントとして還元しているものです。

ですから、ポイントは間接的に店舗が負担している事になります。

つまり、クレジットカード払いは常に割引で物や、サービスを購入しているのと全く同じなのです。

現金払いはむしろ損な支払い方になります。

 

クレジットカードは一大手数料ビジネス

 

なぜクレジットカードが世の中に広まっているのか。わざわざ後払いにする仕組みが受け入れられているのかについてですが、とても上手い仕組みになっています。ユーザー、店舗、クレジットカード会社それぞれのメリットを見ると分かりやすいです。

ユーザーメリット

・現金を持ち歩かなくても購入できる(大量の現金を持ち歩かなくて良い)

・分割払いできる(一括で買えなくても、商品を購入できる)

 

店舗側メリット

・機会損失が無くなる(顧客が買いたいのに現金の持ち合わせがないから買わないという状況が生まれない)

 

クレジットカード会社メリット

・手数料収入を得ることが出来る

 

店側からすると、本当は売れるはずの商品がクレジットカード決済が出来ないために売れないという場合、あるいはクレジットカード払いを導入することで、高額決済が増えるというメリットがあります。

最近では、訪日外国人に対する利便性の向上を目的にクレジットカードを導入する店舗が増えてきました。

クレジットカード決済システムを導入する事で、売り上げが伸びるのであれば手数料を払ってでも導入した方が良いのは当然の事なので、クレジットカード会社はそこで莫大な利益を出す事が出来るのです。非常に良くできたビジネスモデルです。

ユーザー、店舗、会社それぞれがwin-winの仕組みになっているのです。